シャンパーニュ好きの皆さんへ

カテゴリーCategories

シャンパーニュは次のようなカテゴリーに分けられます。

いろいろなシャンパーニュ

  • ノンヴィンテージ・シャンパーニュ Non Vintage Champagne

    複数年のワインをアサンブラージュ(ブレンド)して造られる。各メゾンのスタイルが最もよく表現されたスタンダード・シャンパーニュ。
    毎年の天候が異なる中、同じ味わいに仕上げるアサンブラージュ作業は大変に難しい。

  • ブラン・ド・ブラン Blanc de Blancs

    白ブドウだけで造られたシャンパーニュ。
    白ブドウの酸味が生かされたすっきりとした味わい。

  • ブラン・ド・ノワール Blanc de Noirs

    黒ブドウのピノ・ノワールとムニエ、またはどちらか1種類だけで造られたシャンパーニュ。黒ブドウの果実味が生かされたコクのある味わい。

  • ヴィンテージ・シャンパーニュ Vintage Champagne

    一般的に作柄が良く、良質のブドウが多く収穫できた年に、その年のブドウのみで造られるシャンパーニュ。エチケットにはヴィンテージ(収穫年)が記載される。

  • ロゼ・シャンパーニュ Rose Champagne

    赤ワインを1~2割程度混ぜて色を出す方法(アサンブラージュ方式)と、黒ブドウの圧搾の仕方を強めてロゼ色の果汁を搾る方法(マセラシオン方式)がある。良質の黒ブドウが必要で、ロゼ色を保つ作業も困難であるため、価格は高め。

  • プレステージ・シャンパーニュ Prestige Champagne

    各メゾンが威信をかけて造り上げる最高級ブランド。そのほとんどがグランクリュ畑のブドウから造られ、プレステージ・シャンパーニュごとに固有の名前がつけられている。

    モエ・テ・シャンドン
    ドン・ペリニヨン Dom Perignon
    ルイ・ロデレール
    クリスタル Cristal
    ペリエ・ジュエ
    ベル・エポック Belle Epoque

シャンパーニュの甘辛度

最後の品質調整で行われるドザージュ(加糖)の量によって、シャンパーニュの甘辛度が分類され、エチケットに記載されます。

残糖分 g/1ℓ
ブリュット Brut 0~12
エクストラ・ドライ Extra Dry 12~17
セック Sec 17~32
ドゥミ・セック Demi Sec 32~50
ドゥー Doux 50以上
  • 最も流通しているのは辛口の「ブリュット Brut」です。
  • ブリュットの内0~6gまでを「エクストラ・ブリュット Extra Brut」
    3g以下をブリュット・ナチュール、パ・ドゼ、ドザージュ・ゼロと記載することもあります。

シャンパーニュ地方のワイン

シャンパーニュ地方ではシャンパーニュの他に、次のような発泡しないワインも造られています。一般的に酸味のしっかりとした、シャープな味わいのワインです。

  • コトー・シャンプノワ Coteaux Champenois

    シャンパーニュ地方で栽培されているブドウを用いて造られるシャンパーニュ地方のスティルワイン(泡のないワイン)。赤、白、ロゼがある。

  • ロゼ・デ・リセ Rose des Liceys

    シャンパーニュ地方最南端のオーブ県リセ村において、ピノ・ノワールのみを使用して造られるロゼワイン。コトー・シャンプノワのロゼとは区別してロゼ・デ・リセと呼ぶ。