シャンパーニュ好きの皆さんへ

製法Method

時期 工程 説明
9月中旬頃~ Vendange収穫 必ず手摘みで収穫
収穫後すぐ Pressurage圧搾 収穫後すぐに圧搾所へ運び、色がつかないように、そーっと透明なブドウ果汁を搾る
10~15日間 Fermentation alcoolique一次発酵 畑ごと、ブドウ品種ごとに別々にステンレスタンクや木樽に入れ、アルコール発酵を行い、ブドウ果汁をワインにする。
翌年2月頃 Assemblage調合
アサンブラージュ
一次発酵でできたワインに、収穫年、畑、ブドウ 品種の異なる数十種類ものリザーブワインをブレンドし、各メゾンのスタイルに沿った味わいに仕上げる。
Tirage瓶詰め
ティラージュ
ブレンドしたワインを瓶詰めして、二次発酵のための酵母と砂糖を加えて王冠で塞ぎカーヴに寝かせる。
6~8週間 Deuxieme Fermentation瓶内二次発酵 瓶内で二度目のアルコール発酵が起きる、発酵の過程で出る炭酸ガスは瓶に閉じ込められ、これがシャンパーニュの泡になる。
<アルコ-ル発酵>
酵母が糖分を分解してアルコールと炭酸ガスを作り出す。
Vieillissement en Bouteilles瓶内熟成 二次発酵を終えたシャンパーニュはカーヴに寝かされたまま瓶内の澱(オリ)とともに長い熟成に入る。最低熟成期間は法律で定められている。
<最低熟成期間>
ノン・ヴィンテージで 15ヶ月以上
ヴィンテージで 3年~5年
プレステージで 5年~7年
5~6週間 Remuage動瓶
ルミアージュ
瓶内の側面にたまった澱を取り除くための動瓶作業。瓶口を下に向けて澱下台(ピュピートル)に並べ、毎日少しずつ瓶をゆらしながら徐々に傾け、澱を瓶口に集めていく。 但、現在は機械化されている場合が多い。
Degorgement澱抜き
デゴルジュマン
瓶口に集まった澱をとり除く作業。 瓶口をマイナス20℃の塩水に漬けて凍らせ、一気に王冠を抜いて澱を飛び出させる。
Dosage門出のリキュール添加
ドザージュ
澱を飛ばした際の目減り分を補う目的と、最後の品質調整として リキュール(ワインと砂糖)を加える。このときのリキュールは 出荷を祝う気持ちから「門出のリキュール」と呼ばれている。 この時の加糖量によって、シャンパーニュの甘辛度が決まる。
Bouchage打栓 コルクを打って、針金で固定する。 瓶にはめられたコルクは、だんだんと細っていく。
Habillageエチケット貼
アビラージュ
各ブランドごとのデザインのエチケットを貼る。エチケットには必ず「Champagne」の文字が入る。